ゆるりとものづくり

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夢見るおっさんの工作記録

Let's note CF-W2 SSD化 大改修計画 (調査 編)

当然ながら部品調達前にある程度調べてましたが、現物を前にさらに改造の為の情報を調査します。

無線LANについてはここに動作報告があるし、MiniPCIなのでさしこんでアンテナつなげば、たぶんOKでしょう。

合体SSDについては当然ながらw、まとまった情報がないので、ネットをさまよって情報収集しました。
またLets Note CF-W2のHDDは特殊なインターフェースのため改造が必要となるはずです。

参考にしたのは、無線ラボの昔エレキ少年さんとかsoltec工房さんとかです。情報をまとめると、

その1 電圧関連
・CF-W2のIDEインターフェースは、制御系に3.3Vを使い駆動系に5Vを使うという特殊仕様で、それぞれ41番ピンと42番ピンに出ている
・通常のIDEは両方5Vとなっており、41番ピンと42番ピンは導通している
・なので、41番の3.3V供給は切らないと壊れるよ

その2 リセット関連
IDEは1番ピンがリセット線。動作中はプルアップ(電圧がかかっている)状態でリセット時に0Vになることで制御系がリセットされる
・特殊仕様IDEを採用しているLet's noteは、この線の電圧が不安定
・なので、どっかからプルアップするための電源を取る必要があるよ

結論
・41番ピンは42番ピンとは切り離す
・ついでにここの3.3Vを4.7Kくらいの抵抗で1番ピンに与えるとちょうどリセットが掛かってナイス

方法としては、本体の基板を改造したりリボンケーブルを加工する等があるのですが、SATA-44Aを改造した方が楽そうだし、失敗しても被害は安くて済みます。
ひとつのモジュールで完結させられるのも、なんとなく美しいですしw
ということで、SATA-44Aを改造して特製CF-W2用変換基板にすることにしました。

早速、基板のパターンをチェックして、上記の改造が必要か(可能かどうかも)調べることにします。

ちなみに、私は目が悪くて細かいパターンの判別が難しいので、デジカメで撮影後に拡大して確認することにしましたw


41-42ピン
この二本のピンはパターンが繋がっているので、41番は切断が必要ですね。

1番ピン付近

SATA-IDE変換チップとしては、JM20330が使われているそうなので、1番ピンがチップの何番ピンについているか確認して、データシートと見比べました。
やはり16番のRESETnにつながっていたので、プルアップは必要と判断。

41番から引っ張る形にします。

CF-W2 対応 SATA-IDE 変換基板 編 に続く