ゆるりとものづくり

ゆるりとものづくり

夢見るおっさんの工作記録

マイコン開発開始?

昨年の夏頃、とあるテレビ関係の会社からちょっと面白い依頼がありました。 放送で流しているテロップを外部からコントロールしたいという内容で、ソフト・ハードの条件はこちらに任せるがなるべく安く作ってほしいという依頼です。
イメージとしてはWebインターフェースにアクセスして内容を書き換えると、それに応じて放送内容も切り替わるという感じです。 この時点では本発注ではなく、いかに実現するかをプレゼンし他社にするかこちらにするかを決めたいということでした。 『パソコンからコントロール用のWebサーバにポーリングアクセスさせて、Webサーバ側にはコントロール用のWebアプリを仕込めば出来るな』と考え、資料の作成を始めました。 資料を作るためのスクリーンショット撮影用にプロトタイピングしているうちに、そこそこ動く物が出てしまい(笑)
プレゼンは実際の動作を見せる形で行えました。それが良かったのか本発注したいという話になったのですが、ここでもう一つ解決しないといけない問題が見つかります。 テロップを流すパソコンは立ち上げっぱなしなのでコントロールサーバから送る(正確には取って来る)コマンドの指示で動かせるのですが、実際の画面を送出するための画像切り替え機(スイッチャー)は「手で」ボタンを押さないと切り替わらないのです。
スイッチャーのメーカーには外部から切り替え可能かという問い合わせはしているものの、かなりの費用がかかりそうで、この問題が解決しないことにはプロジェクトは頓挫します。 実際の機器を見て説明を受けたりしながら、先方さんと思案していると、ふと誰かが「ねぇ、このパソコンにさなんかボタン押す装置つけて外から押させるようにできないかな?」と聞いてきました。
私「えっと、たとえばそういうUSBの装置を作れば出来ない事はないと思いますが・・・」
相手「じゃ、どれくらいの費用と期間で作れるか考えてみてー」  ということになりまして・・・ ということで、「WEB経由で機械式のボタンを押す仕組み」を作るためにUSBからコントロールできる機器の開発に挑戦することになりました   つづく