ゆるりとものづくり

ゆるりとものづくり

夢見るおっさんの工作記録

ボタンを押したいの


そろそろ日本語でおkと言われそうなので、今回は図解を多めに(笑)
さて、無事にマイコンで自分の作ったプログラムを動かす事ができました。ポートを叩く事もできましたし、マイコンの概念もまぁまぁ理解できました。
次はいよいよ物理的にボタンを押す仕組みの作成です。
しかし、いかんせんメカトロニクス製作は初めてなので色々と知識に乏しい状態です。(大昔に)所謂ラジヲ少年だったので、回路図は読めますが理論が曖昧なままで来ていたので、ちゃんとした回路を組めるのかも不安です。
それでもまぁ、ググりつつ試行錯誤すればなんとかなるだろうという安直な考えで仕組みを考えてみました。

案1)ソレノイド(↓こういうの)を使う



まず思い出したのは、昔の駄菓子屋店頭とかにあった、当たりになるとちょっとしたお菓子とかが出て来るルーレットマシンの事でした。




お店の人がお菓子(景品)の補充や、売り上げの回収の時に台を開けると、必ず興味津々で中身を覗き込んだものです。
その時に目撃したのが、お菓子の箱を棒で押し出して景品取り出し口に送るごつい部品でした。電気が流れると電磁石で鉄片を吸い付けて棒を押し出す仕組みだと幼心に(なぜか)理解した記憶があります。

不安に感じたのは、動作電圧が6〜12Vで電流も結構流れるということ。
マイコンから出力するにしても、吸い込むにしても許容電流オーバーになっちゃいそうです。
トランジスタでドライブさせてリレーを使って・・・とか考えるとこの時点の私にはとても難しそうに思えました。

 また、当時見たソレノイドは結構大胆(?)な作りだったようで、作動時に「ガッチャン!」と大きな音がして結構な勢いで景品を「打ち出して」いました(笑)
その印象があったため「うん。ボタン壊れるなw」ということであっさり却下してしまいました。

実はこの動画を見ると、この私の判断は全く間違っていた事がわかるんですが(笑)この時は思い込みの方が強くてパスしちゃいました。



案2)ピンポンチャイムを応用
どうしたものかと考えていると、テレビ局の人から電話がかかってきました。
「ピンポーン♪って鳴らすチャイムを使えば出来るんじゃない?」
玄関についてるあのチャイムの事です。
インターフォンもテレビもついてなくて、かつ電子音じゃないタイプです。
このタイプは内部に音が鳴る鉄板(単音の鉄琴ですね)が入っていて、スイッチのON/OFFに連動したハンマー状のものがそれを叩く事で音を鳴らします。
「これならば、元々(有線だけど)リモコンだし、ON/OFFだけで制御できると思うんだけど・・・」
いや、それって、私が最初に考えたソレノイドの動作そのものなんですが(汗)
しかも、ガッチャン!と動くところも、昔見た印象通りの装置です(笑)

ピンポーン♪といい音で鳴らす為に、内部のハンマーは結構な勢いと強さで動作します。
結果として
・電流が結構流れるよね
・ 押されるボタン壊れちゃうよね
って事で却下されたのでした(笑)

(後一回)つづくよ