Aitendoの「びんぼうでいいの」にブートローダーを書き込む
お正月に買ったAitendoの「びんぼうでいいの」を組み立ててブートローダーを書き込みました。
びんぼうでいいの - aitendo@shopping
びんぼうでいいの
しかしまぁ、あちこちで言われてますが凄いネーミングですよねぇ(笑)このネーミングのおかげで売れているってこともあるんでしょうが…
「安ぃ〜の」とかでも良かったと思うんですが、まぁインパクト重視なんでしょうね。
aitendoさんの商品ページで紹介されているからか、optifixを書き込んでarduinoとして動作するようにする例が多いんですが、私はoptibootで行くことにしました。
また、ブートローダの書き込みにブレッドボードや外付け水晶は実は必要ありません。
そして、現行のArduino IDEにはArduino ISPがサンプルスケッチに含まれているにも関わらず、それと同じ様な動作をするスケッチで書き込むのには違和感があるんですよね。当時はArduino ISPは標準でなかったんじゃないか、とか?
ですのでここでは、Arduino ISPを利用してブートローダーを書き込む方法を紹介したいと思います。
接続方法
ブレッドボードは必要ありません。
D11,12,13を直結し、D10を書き込まれる側(この場合びんぼうでいいの基板)のRST端子につないで、電源を供給すればOKです。(GNDは繋いでくださいね)
実はこれはoptifixでブレッドボードを使って繋いでいるのとほぼ同じ結線なんですよね(笑)
私の場合はNANOを使って書き込んだので下のようなつなぎ方になりました。
このようにつないだ後に、Arduino IDEの「スケッチの例」からArduino ISPを読み込んで、書き込み元のArduinoにスケッチをアップロードします。
その後、マイコンボードを「Arduino UNO」に変更し、「書き込み装置」としてArduino ISP「Arduino as ISP」を選びます。
※2016年1月追記:ArduinoISPというのはICSP接続で書き込む書き込み機のことです。IDEのバージョンによって色々表記が変わったりするので注意。
最後に「ブートローダを書き込む」を選べばびんぼうでいいのにブートローダが書き込まれます。
特に現行のoptibootでは問題は無いようですし、optifixの書き込みにも、もう一台arduinoが必要なのは変わりないのですが、こっちの方がなんというかスマートな気がします(笑)
最後に、細かいツッコミですが、びんぼうでいいのってハード的にはDuemilanova互換で、optibootを書き込むとソフト的にUno互換になるんですよね(笑)なのでArduino IDE上ではボードとしてはUnoを選択することになります。
(Arduino UNOはUSB-シリアルコンバータとしてATmega16U2を積んでいる)
まぁ、どちらにせよArduino互換である事には変わりないので「Arduino互換」と書けばいいと思うのですが、わざわざUno互換って書いて突っ込みどころを残すところがaitendoさんの良いところですね(笑)