はんだごてタイマーの製作-1
前回のトランスレス電源ですが、実験する前から応用先は考えていました。
それは「はんだごてタイマー」です。
実は、これまでに何度かはんだごての消し忘れをやらかしていまして・・・(汗)
これまでは切り忘れ防止と利便性のために、100円均一ショップで購入したスイッチ付きタップを使っていました。しかし、これはこれで通電中はスイッチ内のランプが点灯したりで消し忘れ防止には効果があったものの、どうしてもスイッチOFFにする一手間を忘れてしまう時もあるのですよね・・・
安全面では大問題ですが、さらに脱鉛化をしているので、こて先へのダメージによる経済的損失も深刻です。
最近も一晩つけっぱなしをやってしまったので・・・急遽制作することにしました(タイマー付きタップを買ってくればいいだけですが、やはり作りたいものですよね(笑)
製作したはんだごてタイマー |
さて、いざ作ろうと作例をググってみますとPIC使用のものが多いです。また、タイマーですので定番のタイマーICの555という手もあるでしょう。しかし、ここはひとつAVRで作ってみることにしました。
8ピンのTiny13ならば、秋月価格でタイマーICの555と同じ50円です。そして555とマイコンだと、プログラミングできてソフトでなんとかできるというところが魅力的なので、やはりMCUになるんですよね(^_^)
そんなこんなで、いろいろなページを参考に作ってみました。
肝心のはんだごてをON/OFFするためのAC電源のコントロールには、秋月電子さんのSSRキット(
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-00203/)を利用します。
ブレッドボードでプロトタイピングをしつつ、仕様を詰めていきました。
ATTiny13への書き込みには、Arduino ISPを使用して、Cでの開発を行いました。
最初はATTiny13をArduinoとして扱うようにし、Arduino環境で開発しようと思いましたが、いかんせん基本ライブラリが大きすぎてなんともかんとも(笑)
導通チェッカーを作った時のノウハウがあるので、環境は整っていますしね(^^)
ぼけぼけですが(汗) |
KiCadでサクサクと(とはいえ1週間以上かかりましたが(苦笑))パターンを書いて、基板もおこすことにしました。
お約束の黄色紙転写紙(これについてはいつか書きます)を使いましたがピンホール防止のためにGreenTRFも使って補強しています。
洗面台で湯煎してエッチングして。
穴をあけて。
基板が完成しました(^^
今回は気合を入れて表面にも部品シンボルを転写してみました。
クリアケースを使う予定なので、ちょっとはいい感じになるかなと色気を出しています(笑)
次に続きます