ここであえてのESP-WROOM-02用変換基板
やーやー、生きてました。
KiCadでESP-WROOM-02用の変換基板を作ったので公開しますね。
部品ライブラリとフットプリントも公開しますので、ご活用ください。
回路図が一部間違っていたので差し替えました。2番ピンのENのプルアップを間違えて3番ピンをプルアップしたものになっていました。
さて、当初は基板制作がほぼ素人の状態から始まって、熱転写方式まで成長する様を克明につづる予定だったのですが、あんなことやこんなことやなにやらありまして、更新が止まっていました。
いやね、超格安WiFiモジュールチップのESP8266を使った製品を国内で使えるようにと、技適(工事認証)を申請しようとしてたんですよ。
でも資本もないので、クラウドファンディングの申し込みとかしていたんですが、早々に本家からESP-WROOM-02という技適認証済の基盤が発売されちゃいました(汗)
まだまだ海外よりは高い気もしますが、自作回路を気軽にWiFiにつなげられる部品としての価値を考えれば妥当な安さで入手できます。
ということで、サックリとクラウドファンディングは中止して、SwitchScienceさんから早速購入しました。
https://www.switch-science.com/catalog/2346/
ところで、このモジュールは1.5mmピッチの端子が出ているだけなので、ちょっと使いにくいですよね。
当然のように2.54mmピッチへの変換基板が各社から出ているのですが、発売日に速攻でポチったせいで、変換基板の発売前だったんですよね・・・
ということで、作っちゃいました(笑)
(以下の実物写真は初期版のため、GPIO15のプルダウンを忘れているバージョンです。
配布しているKiCadのプロジェクトでは修正してあります)
穴あけがちょっと失敗しているのは、ドリルマークを印刷し忘れたせいです(汗)
組み立てるとこんな感じになります。
ジャンパーピンはUART Downloadモード(Firmwareの書き換え) / 通常モードの切り替えです。
右の3本立っているピンはGND/RX/TXを引き出してあります。
絶妙な横幅のため
ブレッドボードに挿しても「ちょうど一列だけ」空きができます(笑)
まぁ、通常の実験レベルだとRX/TXとGNDだけをつなぐと思うので、それは上に出てますし、そこそこ使いやすく仕上がったとは思っています。
ということで、回路図はこれ
ちまたで「大丈夫か?」と心配されているプルダウン・プルアップ用の抵抗も付加しました。まぁ、3V3やGNDに直結でも問題なく動くので、お守りという感じですかね。
そして、PCBパターンはこんな感じです。
自分に優しく、片面基板です。
プルアップ・プルダウン抵抗は0805サイズの表面実装になりますが、手持ちがなかったりめんどくさい場合は、前述のようにショートさせちゃうだけでも大丈夫かと思います。
BOOTモードのジャンパーピンもなくてもとりあえずは標準のファームウェアが動作します。
KiCadで作成したプロジェクトファイル一式は、ここおいてあります。
ただ、WROOM-02の部品ライブラリや、フットプリントが無いとうまく開けないと思うので、そちらも公開しておきます。
ていうか、こっちの方が本題かも(笑)
オリジナル基板に組み込む際などに活用しちゃってください(^^)
ということで、また半年後!